楽器投資について



これまで私共のお客様は"愛好家"そして"プロの演奏家"などいわゆる「弦楽器を演奏される方」ばかりでした。 それがここ近年「ヴァイオリンは触った事もないけれど、持っておきたい」と仰る方々からのお問い合わせが増えて参りました。

我々の責務は演奏されるされないに関わらず全てのお客様にとって"最高の選択肢"をご提供する事と信じています、どの作品をお選びいただいてもそれが最高のご選択であって欲しい。

しかし投資を目的とされる方に対して金融的に的確なご説明ができるかどうか、この分野の専門家ではない我々にほんの少しでもご説明に不備があってはならないと ”ビーンストーク株式会社 代表取締役/金融コンサルタント 齋藤栄朗さん” をお迎えしお話をお伺いしました。



バイオリン投資 ストラディヴァリウス Stradivarius


ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ投資

欧米において、弦楽器は過去数世紀にわたり、芸術を愛する王侯・貴族や富裕層によって多くのアートやアンティークと共に受け継がれ、守られてきました。

弦楽器は、他のアート資産とは異なる性質を持つため、数百年に及ぶ歴史の中でほとんどその価値を落としたことがなく、投資の対象として非常に注目されています。

近年、アジアを中心とした新興国の経済成長に伴い、クラシック・弦楽器奏者の人口は年々、拡大しており、弦楽器に対する需要は増えています。 一方で弦楽器はひとつとして同じ作品がなく、技術を持つ職人の手によって、ひとつひとつ丁寧に製作される「工芸品」でもあるため、その年間生産量には限りがあります。

もちろん、他の投資と同じようにすべての弦楽器が投資対象として優れているわけではありません。 投資対象として価値ある弦楽器とは、基本的にはマエストロと呼ばれる専門の職人によって製作されるマスターメイドと呼ばれる楽器のことです。

バイオリン投資 ストラディヴァリウス Stradivarius


弦楽器の本質的な価値について
●今なお『弾く』というリアルな需要がある
●時間の経過とともに『音』が良くなる
●17世紀に数世紀経っても改良の余地のない「完全なモデル」が誕生
●その製作技術が、現代までの長い歴史の中で少しずつ失われ、現代では完全には再現できないロスト・テクノロジー的な側面
●温暖化による材料となる貴重な木材の減少
●経年劣化では経年変化という性質や熟成により、年々『音』が良くなる
●400年近く、修理等をしながら使用できる、その耐久性
●一つとして同じ『音』の作品がない

作品による価格の違い作品による価格の違い
●製作者・メーカー(ストラディヴァリ、グァルネリ・デル・ジェス等)
●製作地(イタリア、フランス、ドイツ等)
●製作年代(オールド、セミオールド、モダン、コンテンポラリー)
●作りの良さ(使用木材、製作時期など)
●コンディション(保存の状態や修理された箇所など)
●製作証明書・鑑定書(権威あるもの)
●サイズ

ヴァイオリンの価値が落ちない背景
●アジアを中心とした新興国の経済発展に伴い、クラシック及び弦楽器奏者人口の増加
●オールド作品に使用されている小氷河期(14世紀から19世紀)で成長した、木目が細かく密度の高い木材「Abete Rosso」の枯渇
●常に自分に合う良い『音』を探す奏者による実需がある資産のため、不景気にも強い
●技術が優れている製作者自体が少なく、またその一生で製作できる作品の数には限界がある。その中でも特別に作りの良いものは更に希少
●絵画やアートと違い、管理に要する労力が少なく、世代を超えて受け継ぐ資産に値する耐久性を持つ実物資産としてインフレに抵抗力がある

バイオリン投資 ストラディヴァリウス Stradivarius


ヴァイオリンを資産に組み入れるべき理由
資産運用という視点から、ヴァイオリンを投資対象として資産に組み入れるべき理由は、大きく3つあります。

1.長期での値上がりが期待できる
ひとつは、長期的な資産価値の上昇が期待できることです。下図のように過去20年(‘00-’22)の弦楽器のパフォーマンスを見ても、弦楽器投資の魅力は明らかです。
流動性が少ない等など固有のリスクはあるものの、弦楽器のキャピタル(値上がり)は、金や原油などその他の資産を大きく上回る成果を上げています。

バイオリン投資 弦楽器投資の魅力
*https://stradivarisociety.com/acquire-a-great-instrument/artprice100よりビーンストーク社作成
**‘00年時点の価格を100とし、各資産指標化:年末価格(一部推定値)、米ドル、弦楽器価格はストラディヴァリウス、デル・ジェスなどのオークション・販売価格、米国インフレ率はIMFデータより


2.分散投資効果がある
弦楽器自体を資産クラスとして検証するにはあまりに参考資料が少ないため、弦楽器と近しいアセットクラスであるアートで見てみると、あらゆる資産と相関関係が少ないことがわかります。
相関関係とは、0を中心として、1に近づくほど同じような動きを、-1に近づくほど逆の動きを表します。
資産運用の基本として、資産クラスを分散することは非常に重要とされています。
富裕層がその資産ポートフォリオにアートや趣向品と呼ばれる資産へ投資をするのには、芸術を愛するだけではなく、分散投資という資産を守るための絶対的な理由が存在しているからです。

バイオリン投資 投資対象としてのアート
野村資本市場研究所|「資産クラス/投資対象としてのアート−富裕層はなぜアートへ投資するのか」よりビーンス トーク社作成

3.文化的資産を守り、次世代へ繋ぐことができる
本来、投資とは「お金」という道具を使って、その道具が必要な人や企業を応援することでもあります。ヴァイオリンは、数百年と生きる文化的資産です。

先人たちが現代に、貴重なアートやアンティークを紡いできたように、弦楽器へ投資をすることは、未来にその文化的な資産を繋ぐ役割を担うことになります。

特に弦楽器は、今も実際に使用される「道具」です。この先、その「道具」を必要とする人たちへ残すことは、彼らを応援することに繋がり、結果として、人類文化の発展に多大な貢献をすることは間違いありません。

バイオリン投資 Cremona クレモナ ストラディヴァリ


ヴァイオリン投資のリスク
投資対象として弦楽器を保有することには、そのパフォーマンスに沿ったリスクが存在します

●【流動性リスク】:市場の流動性が緩慢なため売買成立に時間がかかる事がある
弦楽器、特に価値のある作品は業者間や奏者間で直接取引される相対取引が主であり、有名なオークションや相続など特別な場合を除き、良質な作品が表に出てくることはほとんどありません。
長い歴史があっても、相対取引が主であるため、弦楽器は取引所のようなセカンダリー市場(2次流通市場)があまり発展していません。そのため、すぐに換金することができません。
換金したい場合、極端に値段を下げることによって、買い手が見つかる場合等を除き、数ヶ月〜1年以上期間を見ておく必要があるでしょう。

●【真正リスク】:偽物や模造品が存在するため、本物でない可能性がある
作品本体や鑑定書などにも、偽物や模造品が存在するため、素人が真正を判断するのは至難の技です。そのため、信頼できる専門家から購入する必要があります。また必要に応じて、第三者や権威ある鑑定家に再鑑定をしてもらうことで真正性を担保できます。

●【破損リスク】:楽器にとって極端な保管環境の場合、破損したりする事がある
数百年と使うことができる耐久性を持っていますが、極端に温度や湿度が変化するような場所での保管は適しません。木材でできているため、楽器も呼吸をしています。適切な場所で保管したり、保険をかけたり、定期的にメンテナンス等をすることで破損リスクは抑えることができます。

バイオリン投資 MAGICO 修理工房 ストラディヴァリ

弦楽器の専門店 "IL VIOLINO MAGICO"
弦楽器専門店として20年以上の歴史を持つ『IL VIOLINO MAGICO』イル ヴィオリーノ マジコは、A.ストラディヴァリなどを輩出した弦楽器製作の聖地:イタリア・クレモナにある“クレモナ弦楽器製作者協会”の日本総代理店を務めています。
楽器に対する曇りない選定眼と、愛情ある確かな調整・修復技術により多くの著名な演奏家やコレクターから支持される “本物”だけを取り扱う屈指の専門店のひとつです。
クレモナなどのヨーロッパの主要都市はもちろん北京や台北そして米国など世界中にコネクションを持ち、独自の仕入ルートを保有しているため、良質な作品が多く集まります。
自社に工房を持っているため、管理の方法や破損した場合のケアなども対応できるので安心です。
また東京都港区西麻布のクラシックホール“霞町音楽堂”を運営し日本におけるクラシック音楽文化の充実とさらなる普及に尽力されています。

資産運用の専門家
弊社は、20年近くに渡り、お客様の大切な資産管理・防衛のお手伝いしております。

近年、AI取引や高速取引等の登場により、マーケットは以前より偏った動きをするようになりました。そのため、株式や債券のような伝統的な金融商品だけでは、迫り来るインフレや相場の乱高下などさまざまなリスクから、資産を守ることが難しくなってきています。
欧米や日本の一部の富裕層は、そのポートフォリオの中にオルタナティブ(代替的)資産を今まで以上に組み入れはじめています。
保守的な運用で有名だったGPIFなどの年金機構でさえも、その中にオルタナティブ投資を組み入れるようになっており、その比率も年々上がっています。

暗号資産、ワイン、インフラ、プライベートエクイティ、不動産などオルタナティブ資産をポートフォリオに組み入れることは、伝統的資産とは異なるリスク・リターン特性から、ポートフォリオ全体のリスクを抑え、安定的なリターンをもたらしてくれます。

その中でも、特に弦楽器は長期で運用資産に組み入れるのには非常に適したアセットのひとつだと考えております。
資産運用や投資としての弦楽器のご購入をお考えの場合、いつでも弊社にてご相談も承ります。
弦楽器と運用の専門家を活用し、リスクをコントロールしながら、弦楽器を点で捉えるのではなく、資産全体という面の視点から、ご検討してみてはいかがでしょうか。

弊社では、資産管理・防衛サービスに加えて、IL VIOLINO MAGICOさんご協力の元、投資や運用目的でご購入された投資家に対し、演奏家等へ貸し出すサービスの展開も予定しております。


ビーンストーク株式会社
代表取締役/金融コンサルタント 齋藤栄朗

元大手金融機関にて、富裕層を専門とした資産管理業務に約10年間従事したのち、2015年にビーンストーク株式会社を設立。 主に資産管理会社や個人を中心に、プライベートなCFOとしてアドバイス等を実施。
資産防衛のため、金融商品だけではなく、暗号資産やワイン、弦楽器など業界を超えた幅広いアセットから、顧客のゴールに沿ったポートフォリオ構築を得意とする。
t.saito@beanstalk.tokyo


バイオリン投資 MAGICO

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Magico Call 0120-878797 / e-mail:info@magico.co.jp / www.magico.co.jp 
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